ガリ勉くんの秘密。
ミオは私の気持ち何でもお見通しだね。
すごいよ。
「ずっと……ずっと裏切られるくらいなら嫌われるほうがましだって自分に言い聞かせてきた。でも……つらかった。いつも独りぼっちで。だから何度も作ろうと思ったよ。でもやっぱり怖いの。」
はじめて私の本音を打ち明けた。
そうしたらだんだん呼吸がし辛くなってきた。
「………気持ち分かるよ。」
え?
今なんて?
でも泣きすぎで軽く過呼吸を起こしていてあまり喋れなくなってきた。
「おい……本当に大丈夫か?過呼吸じゃん。いいか?ゆっくり息吐け。」
「う……うん。」
言われた通りゆっくり息を吐く。
でもできない。
だんだんひどくなってく。
視界が狭くなってくるよ……。