ウチらの初恋 〜hikari〜


稜先輩が私に渡した物

ボタン…?


あ、これって

「第二ボタン?」


「うん、みんなこれがほしいらしくてさ追われてたんだよね笑」


私のためにとっておいてくれたんだ


「ありがとう」


「ただのボタンなのにこんなに喜ぶもんなの?」


だって、好きな人にもらう物だもん


「嬉しいに決まってるじゃないですか」


「あ、」


ん?


稜先輩は私の唇に手を当てて


「敬語、禁止」


私は、顔から火がでるぐらい赤くなった


「あ…はい」


「はいも敬語じゃん?」


「あ……は、うん」


稜先輩がとっても大人に見えた


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