ウチらの初恋 〜hikari〜
「稜……、これからもずっと一緒だよね?」
「うん、毎日メールと電話する
会えるときは会いに行く」
私は何も言わずに微笑んだ
「そうだ、これ…帰ってから呼んで」
私は手紙を渡した
私の稜への思いのつまった手紙を
「うん、ありがと」
あたりはすっかり暗くなって
「帰ろっか、送る」
私は何も言えなかった
「ほら」
そう言って稜は手を出した
私はギュッと手をつないだ
私と稜先輩、夏海と白井先輩の長い1年が終わった
私は、恋をして変わった
恋をして
よかった。