狼達に迫られて
序章
高校2年、成績、運動、共に普通
      ↑(本人が思ってるだけです)
の私が、
「何で金持ち学校に転入なんだよぉ~!!!」

突然大声を上げた私を見て、近くにいたサラリーマンがギョッとしていた。

「ヤバイ、私完璧不審者じゃん・・・」

重たい足を動かして、校門をくぐる。

ここは、成績優秀、頭脳明晰、容姿端麗、家柄が良い。この条件を満たしたものだけが入れる、【私立桜華学園】なのだ。
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