君を愛し君は私を愛した。
取り合い
――ブーッブーッ――
携帯が鳴った・・・。
えっ!?!?!?
携帯に表示されてるのは・・・
「 拓 也 」
た・・・っくや・・・??
拓也!?!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!
『はい・・・』
『お前、浮気してるだろ??』
『えっ!?』
『おい、洋平とか言う奴と付き合ってるんだろ!?』
『・・・』
『おい、答えろよ。』
『ぅん・・・。』
『ざけんな・・・!!明日、洋平と、一緒に、朝、校舎の裏に来い。』
『はい。』
――ブーッブーッ――
どうしよう!?!?!?!?洋平とは・・・別れたんだけど・・・
―――プルルルル―――
私は、洋平に・・・電話していた・・・
『よ・・・うへい・・・??』
『・・・どうした??』
『あした・・・校舎の裏に来てくれるかな・・・??』
『何で??』
『あたし・・・拓也って人と、付き合ってたんだ・・・。それで・・・拓也が・・・洋平の事知っちゃって・・・。怒ってるの・・・だから・・・』
『分かった。』
『じゃ――――』
『待って。俺・・・やっぱり・・・お前と一緒にいたいんだ。付き合ってたいんだ。』
『うん・・・。』
『付き合ってたくれ。』