君を愛し君は私を愛した。
あっ!!美樹が拓也を呼び出してる・・・。

嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

拓也の腕に・・・美樹が触れてる・・・。

嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

あたしの・・・拓也に触れないで。

触れてる・・・。ヤダよぉ・・・。

信じてる・・・。

『ねぇ・・・あゆちゃん、サコ、あたし、一人になりたいから・・・自分の席に着くね
。』

『うん・・・分かったよ。』

もう・・・恋なんて・・・こんなに大変な事だったんだ。

子供のあたしには・・・全然分からなかったよ。

美樹も、拓也に恋をしてるんだよね。

分かる。分かるよ。

でも、気づいて欲しい・・・。

拓也とあたしが付き合ってる事を。

―キーんコーンカーンコーン―

授業・・・か。

そんなの無理だよ・・・先生。

美樹が、あたしを見てる。

・・・。睨まれちゃったよ。

ごめんね。

あ・・・拓也から・・・手紙だ!!

何だろうね・・・??

今さら、別れよう。

なんて、ダメだよ・・・??



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