ラブ・カクテル
「お、おはよう?」

「おはようって夜だっつうの」


大和はあたしの言葉に、笑う。


「帰って来たなら、起こせばよかったのに」

「気持ちよさそうに、寝てたし」


だからって、起こしてよ!!


「って、大和は何してんの?」


大和はノートパソコンと、向き合って居た。


そして学校と同じように、メガネなんて掛けている。


「仕事片付けないで、帰って来たから」


家に仕事を持ち込むほど、教師って忙しいんだ。


「でも、理沙が起きたから、もう辞める」

「別に、いいよ?仕事してても」


どうせ、あたしが勝手に来ただけなんだから。


「俺が嫌なの」


嫌って、何が?

< 142 / 580 >

この作品をシェア

pagetop