ラブ・カクテル
なったんですよ、って、、、


決定的に決まってから、あたし達のことを転勤させたら、よかったんじゃない?


まだ作るかもわからないのに、あたし達を呼んで、意味なんてあったのだろうか?


エマに通訳すると、エマは眉をしかめた。


その気持ちは、あたしもわかる。


「あたし達、意味なくない」(英語)


ホント、エマの言う通りだ。


「あの、あたし達は何をするんですか?」


新しい雑誌を作らないなら、人手を集める必要なんてないのではないだろうか?


「うちの会社に居る人間、カクテルに詳しい人って居ないんですよ」


だから、、、?


「そこで本場から来た人に、ちゃんと評価してもらってから掲載したいと思って」

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