ラブ・カクテル
ちょ、ちょっと、、、


こんな時に恵理姉と2人っきりにしないで欲しい。


「はぁ~。元気でやってんの?」


エマが当麻さんの席に行き、恵理姉がため息を溢しながら口を開く。


そんなあたし達の様子を見守る、オーナー。


「まぁ」

「「まぁ」って、、、。あたしも祐ちゃんも、どんだけ心配したと思ってんのよ」


恵理姉は、呑みかけのマンハッタンに手を伸ばす。


「すいません」

「本当にそう思ってんの?今まで、連絡の1つもしてこなかったくせに。で、何してたのよ」


あたしは、何してたんだろう、、、


日本を離れて、バーテンダーとして、技術を磨いてた。


でも、あたしは途中で諦めた。


夢を諦めたい以上、働かなきゃって、、、


だから、とりあえず仕事探しをした。


でも、高校中退で良いところなんか見つからなくて、、、


結局、父親に紹介してもらったところで、OLをしていた。

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