ラブ・カクテル
「そ、それで?」

「先生の方は、解雇。で、生徒の方は、学校に残ったらしいよ」


、、、解雇。


もしあたしと大和の関係が学校側にバレたら、そんな処分を受けるのだろうか?


サッと、血の気が引いて行く気がした。


「まぁ、あたし達はもうすぐ卒業だからね」


夏輝の言うとおり、今は12月中旬。


後1週間くらいで、学校は冬休みに入る。


3年生のあたし達にとって、3学期なんて有るようで、無いようなものだ。


でも、その間にバレたら、、、


あたし達は、お互いに路頭に迷うことになるのだろうか?


あたしはともかく、大和は少なからず影響を受けるのは確かだ。


それにそんな噂が流れたら、大和は再就職なんて難しいだろう。

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