ラブ・カクテル
少し立ち話をし、リサさんが「今度、ゆっくりね」と恵理姉に言う。


「じゃ、またね。理沙ちゃん」


あたしの方を見て頭を下げる。


「ありがとうございました」


それに、あたしも頭を下げた。


恵理姉はオーナーが接客中なので、あたしの前のカウンター席に座った。


「リサ先輩、よく来るの?」

「たまに、1人で。恵理姉こそ、知り合いなの?」


あたしは恵理姉が良く飲むお酒を作りながら聞く。


「大学の先輩」

「ふ~ん」

「リサ先輩って、翔くんのモトカノなの」


え?


あたしの手の動きが止まる。


「理沙、翔くんに会ったことあるでしょ?ほら、前に送ってくれた人」


わかるもの何も、大和はあたしの彼氏だし、、、

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