ラブ・カクテル
逆に、あたしが「知らない」なんて言った方がおかしいでしょ?


「、、、うん」

「あたしがリサ先輩に知り合ったのは、祐ちゃんと付き合いだしたから。昔よく、ダブルデートとかしたな」


恵理姉は、聞いても居ないことを話し出す。


それは、あたしと大和が付き合ってることを知らないからなのだろう。


「2人とも美男美女だから、大学では結構有名だったんだよ」


確かに、リサさんはとても綺麗な人だ。


もちろん大和だって、それなりにモテるだろうとは思っていた。


「あの2人結構長かったから、絶対結婚すると思ってたんだけどな~」

「ねぇ、、、いつ別れたの?」

「いつだったけなぁ。あたしが聞いたのは最近だけど、話では夏頃の終わりに別れたって聞いたな」

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