ラブ・カクテル
やっと撮影が終わり、近くに合った椅子に腰をかける。


目の前では、慣れたように撮影をこなすエマ。


エマってOLとかより、こっちの仕事の方が向いていると思う。


顔だって悪くないし、スタイルもいいし、、、


「お疲れ様」


コーヒーを差し出しながら、リサさんがあたしの隣に座る。


「ありがとうございます」


一応顔を知っているが、リサさんはきっと上の立場の人間だろう。


だから、敬語で話す。


「そんな改まらないでよ。あたしまで、緊張しちゃうじゃん」


この人は、昔からそうだった。


気さくで、美人で、優しくて、、、


ホント、あたしなんかより大和にピッタリだよ、、、

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