ラブ・カクテル
会社からlune(リュヌ)までは、そうは距離がない。


それにタクシーで来たせいか、凄く近く感じた。


そして、4人でオープン前のlune(リュヌ)に入る。


店内には、オーナーが居た。


ここは、オーナーの店なんだから居ない方がおかしいけど、、、


「当麻。お前は、いつもいきなりだな」


なんて言っているが、怒っているわけではないようだ。


「わりぃな」

「ホントにそう思ってんのかよ、、、って、理沙ちゃん」


当麻さんと話していたオーナーが、あたしに気付く。


それに、あたしは軽く頭を下げる。


エマはもう、カウンター席に腰をかけていた。


あたしはその隣に自分の荷物を置く。

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