ラブ・カクテル
当麻さんとオーナー、スーツの男は何やら話し出す。


目の前にプロのバーテンダーが居るんだから、オーナーに作ってもらえば良いのに、、、


「理沙のお酒飲むの、凄い久々」(英語)


隣に座っているエマが楽しそうに言う。


別に作りたくて、作るわけじゃないんですけど、、、


「帰りたい」(英語)

「そんなこと言わないでよ~。あたしは理沙のお酒好きだよ」(英語)


バーテンダーになる夢を諦めたのは、嘘じゃない。


だけど、そんなことを言われて、悪い気がしない。


むしろ、嬉しいと思ってしまう。


あたしは自分で気付いていないだけで、また作りたいと心のどこかで思っていたのだろうか?

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