ラブ・カクテル
でも、何を話しているかまでは、よくわからない。


とりあえず、ずっとここに居るわけにも行かないし、、、


あたしは身なりを整え、部屋のドアを開けた。


ドアを開けると、さっき入って来た男の子と同じ制服を着た男の子が居る。


一緒に居る子は見たことあるような気がするけど、誰だっけ?


あたしは、首を傾げる。


「ねぇねぇ、お姉さん。お姉さんって文也の彼女?」


お姉さんって、あたしのこと、、、だよね?


じゃあ、文也って、誰?


文也、、、何か聞いたことあるような気がするような、しないような。


「あんた、覚えてないの?」


何を?


あたしはよくわからずに、話しかけてきた男の子の顔を見る。

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