ラブ・カクテル
とりあえず、ここは、、、


「だからって、普通家に連れて行かないでしょ?」

「お姉さんはラブホの方が良かったらしいよ、文也?」


ホント、文也という男が言ったとおり、この男が入ってくると話はおかしくなるようだ。


「でも、お姉さんの気持ち分かるな~。1回きりの関係なら、ラブホが一番良いよな~」


いや、全然あたしの気持ち伝わってないと思うんですけど、、、


「でも、文也の家に入れたってことは、凄いことなんだよ。こいつ、女なんて家に入れないし」


そんなの、あたしには一切関係ないことなんですけど、、、


「俺だって最初は、文也の家に入るの大変だったんだから」


なんて、泣きまねをし出す。

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