ラブ・カクテル
彼らとは初対面だと思うが、少し話してみてなんとなくだが人間性が分かってきた。


コウという人間は、悪い人ではなさそうだが、テンションが正直うざい。


文也、、、無口、短気、口が悪い。


「何、コウくん」

「お姉さん、俺のことは「コウ」って呼んでよ。俺ら知らない仲じゃないんだからっさ」


なんて、笑顔で言われる。


てか、あたしは彼らと友達でもなければ、知人でもない。


「で、聞きたいことって?コウ」

「先に言ったの、俺なんだけど」


ガキかよ、文也は、、、


あたしはスルーして、コウの返事を待つ。


「はいはい。お姉さん、彼氏いますか?いなかったら、、、」

「俺の話は、カクテルのことだ」


コウがまだ話してるというのに、文也が口を開く。

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