ラブ・カクテル
片づけをしていると、1人の男に声を掛けられた。


「あたし、、、ですか?」

「そう、、、キミ」


あたしは彼を見て、胸がドキッとした。


ダークブラウンの髪を緩く遊ばれていて、キリッとした目鼻立ちをしている。


「イケメン」って言葉は、彼のためにあるんじゃないかって思うくらい。


そんな彼に見つめられたら、誰だって意識してしまうだろう。


「なんですか?」

「この後、暇なら付き合ってよ」


彼は、笑顔をあたしに向けた。


彼にそんなことを言われて、断れる人間はいるのだろうか?


あたしには、、、無理だ。


「あたしで、、、良いなら」


あたしの返事を聞き「外で待ってる」と、彼はお店を出て行った。

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