ラブ・カクテル
あたしの夢を、文也に、、、託してみたいと思った。


そして、文也が一流のバーテンダーになった時、、、


文也のグラスを飲んでみたい、と。


「、、、厳しいかも、よ?」

「上等。俺は夢を諦める気なんて、更々ねぇ。だから、あんたも途中で下りることは許さねぇ。最後まで、付き合ってくれよ」


年下のくせに、真っ直ぐに夢を叶えようと必死な文也が羨ましい。


それは、若気の至り、、、?


でも、文也は本気なんだろう、、、


本気で、一流のバーテンダーを目指している。


だから、あたしも中途半端なことをしちゃいけない、、、


中途半端な気持ちで文也の夢に踏み込んだりしたら、それこそ文也に失礼だ。

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