ラブ・カクテル
あたしは、どうしたい、、、?


あたしは、夢を諦めた。


ちゃんとは、諦めきれては居なかったけど、、、


文也に夢を託したら、あたしも前に進めるきっかけになるのかな?


なら、あたしが持っている技術を文也に、、、託してみよう。


あたしの想いを、、、


「わかった。文也が一流のバーテンダーになったら、あたしにもカクテル作ってよ。厳しく、判定してあげるから」

「もちろん」


それに文也は、初めて笑った。


「よかったな、文也」


コウは、自分のことのように喜ぶ。




この文也との出会いが、あたしの人生を変えて行くものだなんて、、、


この時のあたしは、これっぽっちも思いはしなかった。

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