ラブ・カクテル
どちらが、本当に凄いのだろう。


あたしや遠藤さんみたいに、夢を見る人間。


当麻さんのように、夢を見ない人間。


「「凄い」って、時期社長の当麻さんに言われても、説得力ないですよ」

「なんだ、遠藤。僻みか」(英語)


なんて、茶化しているけど、当麻さんもそれなりに努力しているのだと思う。


「夢見るのは誰だって自由なのに、その夢を叶えるためにする努力の大きさが違うって不公平ですよね」(英語)


エマが、ボソリと言う。


努力の大きさ、か、、、


そんなの考えたこともなかった。


「確かに。今回の企画の記事書いてて思ったんすけど、一流のバーテンダーの壁って大きくないっすか?」


何故か、3人があたしのことを見る。

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