ラブ・カクテル
少し照れたように言う文也は、あたしと同じ人間なのかもしれない。


そんなことを、思ったよ。


不器用で口が悪くて、、、


素直じゃなくて、、、


わかりにくくて、、、


本当は、あたしもそんな感じなのかもしれない。


「それって、、、」

「あぁ~。、、、分かれよ」


ちゃんと、わかってるよ。


「あたし、、、文也の傍に居ても、いいの?」

「理沙とじゃなきゃ、意味ねぇだろ。俺は、理沙の夢も背負ってんだから」


文也、、、


「あたし、、、。あたしも、一緒に夢を追いかけ、させて、、」

「当たり前じゃん。お前の夢の続きでもあるんだから」

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