ラブ・カクテル
「上司、、、なんだ」

「もしかして、ヤキモチとか?」


文也にそんな感情があるわけなんてない。


そんなのわかってる。


わかってると思ってたから、あたしはいつもの調子で、文也を茶化したつもりだった。


なのに、、、


「たぶん」


そう言って、あたしの頬に手を伸ばしてくる。


__チュッ__


触れるだけのキスをあたしに落とす。


それだけなのに、、、


、、、あたしは驚きで、頬を赤らめる。


パチパチと何度も瞬きをして、、、


でも視線だけは、文也に向けた。

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