ラブ・カクテル
バーテンダーになれなかった、あたしのカクテルを望む人がいるなら、、、


そんなことを望んでくれる人が居るのに、バーテンダーになる夢を諦めてしまうのは、、、


とても、勿体ないことなのかもしれない。


あたしは凄く、周り恵まれているのに、、、


「、、、理沙。本当に、バーテンダーにはならないの?」(英語)


エマのそんな言葉は、嬉しくも苦しくもさせる。


でも、その痛みは昔よりは少ない。


「ならない。、、、今の仕事が、楽しいから」(英語)


それは、嘘じゃない。


今なら、ちゃんと言える。


バーテンダーを目指していた時と同じくらい、今の仕事が楽しい、と。


そう思わせてくれたのは、やっぱり文也だと思う。

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