ラブ・カクテル
こいつに、可愛げってモノはないのか。


「、、、参りました」


そう言えば、、、


文也は高校卒業したら、どうするつもりなんだろう?


「なんだよ」


文也のことを見ていたら、聞かれる。


「、、、高校卒業したら、どうするつもりなの?」


あたしの言葉に、文也は言葉を詰まらせる。


あたしは、文也と同じ夢を見ていた。


だから、なんとなくわかってしまう。


文也とあたしは、似ているから、、、


「、、、留学、するの?」


あたしの言葉に、文也の瞳が揺らぐ。

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