ラブ・カクテル
その夢は途中で諦めることになったけど、、、


でも行ったことに、後悔なんてしていない。


本物のバーテンダーを目指すなら、文也も行くべきだ。


「やっぱ、本場は違うのか?」


、、、全然、違った。


だから、文也にも見て来て欲しい。


「それは、文也が自分の目で確かめて来るべきじゃない?」

「、、、理沙は、止めねぇんだな」


文也は、消え入りそうな声で言う。


彼女なら、止めるものなのかしれない。


「行かないで」って、口だけでも言ってあげるべきなのかもしれない。


でも、あたしはそんなことしない。


だって、文也の気持ちがわかるから、、、

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