ラブ・カクテル
「、、、ちょっと、ね」


文也はカクテルコンクールで、今は大事な時期。


そんな文也に、相談なんて、、、


それに、これはあたしの問題だ。


答えを出すのは、あたしだ。


「、、、理沙にとって、俺は、、、そんなに頼りないんだろうな」


文也は、少し寂しそうな顔をする。


「理沙は俺より年上だし、バーテンダーとしての技術も上」


文也は急に、何を言い出しているのだろう。


「理沙は全部、俺より上だよ」

「急に、何の、、、」


文也は、あたしの言葉を遮る。


「でも、恋愛くらいは俺ら対等にはなれねぇのか?」

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