ラブ・カクテル
どんなに離れようとしても、離れられなくて、、、


結局今だって、カクテルの企画なんてやってる。


カクテルを嫌いになることなんて、あたしには出来ないんだ。


「じゃ、それが答えなんだよ」


、、、答え?


あたしは、よくわからずに首を傾げる。


「理沙は、出たいんだよ。好きなもので、上を目指したいって思うの普通のことだろ?」


普通のこと、なの?


勉強もスポーツも、特に興味なんてなかった。


何かにのめり込んだ事もなければ、ただ漠然と生きてきた。


そんなあたしが、初めて心を動かされたのがカクテル。

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