ラブ・カクテル
それは、やっぱり文也が好きだからで、、、


好きだから、傍にいたいと思うわけで、、、


でも、文也のためを考えるなら、、、


留学すれば、必ず、、、良い経験になって、文也の力になる。


一緒に居られる時間が限られるって、凄く寂しいことなんだ。


あたしはそんな当たり前のことを、初めて知った。


「、、、あ、うん」

「頑張って」


あたしはいつも、文也に背中を押してもらってばかり、、、


今度は、あたしが押してあげなきゃいけないんだ。


__ギュッ__


文也は、そんなあたしのことを抱き締めてくれた。

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