ラブ・カクテル
「なぁ、理沙。俺、悩んでたんだ」


その悩みは、あたしのせいでしょ?


あたしが、文也を悩ませてたんだ。


「お互いに、、、別れた方が、良いんじゃないかって」


、、、え?どうして?


どうして、そんなことになるの?


文也の言葉に、あたしの頭はついていかなくなる。


「、、、文也。何、言ってんの?意味、わかんないよ」


文也の腕の力が、少しだけ強くなる。


「あたし、待ってるよ?文也のこと。ちゃんと、文也が一流のバーテンダーになるまで、、、待ってるよ」


文也が留学するのは、凄く寂しい。

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