ラブ・カクテル
「そうなんですか。そんな顔、しないで下さい。あたしと大和は、もう、、、何でもないんですから」


顔を曇らせていた、オーナーに明るく言う。


「あ、、、そう、だね」


でもオーナーの顔色は、一向に晴れない。


そんなに、気を使わなくても良いのに、、、


あたしは、、、大丈夫だ。


「そういえば、彼は?」


オーナーは、まだ大和と話をしている文也のことを訪ねる。


それに、あたしは何と答えれば良いか、悩む。


「、、、彼氏、です」


、、、まだ。


今まだ、別れた訳じゃないから、、、


「そう、、、なんだ。翔も、彼のこと知ってるの?」


オーナーは2人の様子を見て、尋ねる。

< 492 / 580 >

この作品をシェア

pagetop