ラブ・カクテル
あたしも、大好きなカクテルと大和の間で揺れた。


揺れ動いて、夢を諦めた。


そんな風に、文也になって欲しくなかった。


「理沙。だけど、また理沙は言わなかったんでしょ?「別れたくない」って」(英語)


それは、、、エマの言うとおり、言ってはいない。


「理沙。理沙が、本当に好きなのは誰?今、一番「別れたくなかった」って言いたいのは、誰?」(英語)

「、、、文也」(英語)

「違うよ、理沙。理沙は、本当の自分の気持ちに気付いてない」(英語)


あたしの本当の気持ち?


あたしは文也のことを、ちゃんと好きだった。

< 513 / 580 >

この作品をシェア

pagetop