ラブ・カクテル
「帰んの?」

「だから、トイレだって」

「なら、そこにある俺の服着れば?」


そう言われ、指差された方を見る。


あたしはそこから適当にTシャツを取り、着る。


「大和、ズボンは?」

「いらねぇんじゃね?」

「は?」

「ワンピースみたいで良いと思うけど」


確かに、ギリギリお尻は隠れてるけど、、、


「てか、早く行かないと漏れるんじゃないの?」


そうだ、早くオーナーに電話しないと、、、


「トイレ、どこ?」

「そっち」


そう言われ、あたしは携帯を手にトイレへと向かった。


トイレに入ったは良いが、オーナーに言えば良いんだろう。


そんなことを考えながら、携帯と睨めっこする。

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