ラブ・カクテル
「理沙は、大丈夫だ」


文也に言われると、何だか大丈夫だと、、、思えてくる。


「もう俺が傍に居なくても、大丈夫。理沙は1人じゃない。俺も居るし、、、悔しいけど、大和が傍に居る」


そして文也は、あたしの手を握る。


「、、、文也」

「もう俺は、理沙の涙は拭いてやれない。それは、俺の役割じゃないから」


その言葉に、あたしは自分で涙を拭う。


それを見て、文也はまたあたしに笑いかけてくれた。


本当に、、、あたし達の関係が終わってしまった。


そして、お互い別々の道を歩み出す。


もう、あたし達は寄り添わない。


寄り、、、添えないんだ。


だって、あたし達は、、、違う未来に、向うのだから、、、

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