ラブ・カクテル
あたしは、文也の背中が見えなくなるまで見送る。


神様、、、お願いします。


どうか、文也に、、、グランプリを、取らせて上げて下さい。


文也の努力を、認めてあげて下さい。


一生懸命、頑張った文也に、、、


どうか、どうか、、、「グランプリ」と言う、ご褒美を、、、


今まで、こんな風に神様にお願いをすることなんてなかった。


だから、これからも一生、、、


あたしは神様に、何かをお願いする事はないと思う。


あったとしても、叶わなくても良いよ?


だから、この願いだけは、、、叶えて下さい。


そんなことを願い事し、あたしも歩みを踏み出した。

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