ラブ・カクテル
あたしは文也の言葉に、首を横に振る。


「それは文也の努力が認められたから、文也の手にあるんだよ」

「変なとこは、真面目だよな?理沙は。でも、そういうことにしとけよ」


そういうことって、、、


でも文也がそう言うから、あたしは頷いた。


「それに、これは、、、」


文也はあたしの手を取り、あたしにトロフィーを持たせる。


「理沙と出会えたから、取れた」


だから、、、これは、文也の努力の証だって、、、


「ありがとう、理沙」


そして、文也は優しく微笑む。


あたしは静かに、首を横に振った。


「俺、もう、、、迷わない。このトロフィーに恥じないように、もっと腕、、、磨いてくる」


そう言う、文也の目には、、、迷いなんて、1つもなかった。

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