ラブ・カクテル
「、、、怖かった。大和が離れて行くのが」


手を伸ばせば、すぐ傍に居るのに、、、


凄く大和が遠くに感じて、怖くなった。


大和のことを好きになり過ぎたから、、、


繋がれた手を、、、振りほどかれるのが、どうしようもなく怖かった。


「離れて行くって、、、」

「大和は、、、リサさんと、居るべきなんじゃないかって」

「なんで、理沙が決めるんだよ」


それは、、、大和があたしにとって大切な人になり過ぎて、、、


大和の幸せを、願うようになったからだよ。


「あたしは、大和の幸せを願っちゃ、、、ダメなの?」


あたしの言葉に、大和はため息を溢す。


あたし、、、大和に、呆れられてしまったかもしれない。


「理沙は俺の幸せが、何か知ってる?」

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