ラブ・カクテル
「なぁ、理沙?俺が昔言ったこと、覚えてる?」


大和が、そんな言葉をあたしに向ける。


「え?」

「理沙をカクテルに例えたら、ブルームーンだって話」


、、、忘れてないよ。


『理沙って青のイメージだから、ブルームーンかな』


そう、言った時のことだよね?


だから、あたしは、、、


ブルームーンが作れなくなったんだよ?


ブルームーンを見ると、大和のことを思い出して、、、


、、、胸を、締め付けたから、、、


「、、、覚えてる」

「あれ、、、間違って、なかった」


その言葉に、あたしは昔と同じように切ない気持ちになる。

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