ラブ・カクテル
「ブルームーンのカクテル言葉、理沙なら知ってるよな?」


、、、知ってる。


大和こそ、知っていて、、、あたしに、言ってるの?


「、、、叶わぬ、恋」

「は?」


それに、大和はキョトンとする。


「だから、、、叶わぬ恋だよ」


それに、大和は急に笑う。


「理沙、お前バカだろ?俺が、そんな意味つけるかよ。祐司のとこで、また勉強したら?」

「大和。それって、どういう意味?」


大和は立ち止まり、あたしのことを見る。


「ねぇ、大和?」

「理沙がバカなのは、数学だけだと思ってた」


バカって、、、


確かに、数学は好きじゃないけど、、、


そんなこと、言わなくてもいいじゃん。

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