ひまわり
ポカポカと暖かさを感じられるようになった三月の終わり。
高校一年生を無事に終えた私は、のんびりとした春休みを過ごしていた。
春休みに入ってから、だいたい朝9時過ぎに起きて、朝ごはんを食べる。
その後は家でマッタリ趣味の時間。
読書・お菓子作りと共に、私の趣味の手芸。
その三つの趣味を繰り返していた。
家を出ない日もあったりする、インドアな趣味しかない私・・・
そんな私が、今日は6時半起床と早起き。
普段はしないメイクをほんのりとして、出掛けていた。
「結麻~!おはよう♪」
待ち合わせの駅前に着くと、愛実が元気よく手を振っているのが見えた。
「おはよう♪朝から元気だねぇ。」
「だって、遊園地とか久しぶりだもん!早く行こう♪」
ニコニコ満面の笑顔で改札を通っていく愛実。
私もその後に笑顔で続いた。
今日は遊園地に遊びに行く。
メンバーは私と愛実と千沙ちゃんと遼くん・・・さらに千沙ちゃんの想い人の加賀颯人(かがはやと)くん。
もう一人、男子が来るらしいんだけど、颯人くんが友達を誘っているから、会うまで誰なのかがわからない。
何でこのメンバーでお出掛けなのかと言うと・・・簡単に言えば千沙ちゃんからのお願い。
「せっかくのデートの誘いなのに…千沙ちゃんは本当に二人じゃなくて良かったのかなぁ?」
ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・
電車に揺られながら、隣に座る愛実がポツリと呟いた。
春休みの電車は少し混んでいるけど、運良く二人で座ることが出来ていた。
「う~ん…。あれだけお願いされたんだから、良かったんじゃない?」
少し考えて答えたけど・・・私の答えが正しいのかわからない。
──少し時間を遡って、高校一年の修了式の日。
午前で学校が終わったため、私は愛実と遼くんと三人でクレープを食べに行っていた。
会話を弾ませながら、クレープを頬張っていた私。
そこに突然の千沙ちゃんからの電話。
すごく慌てた様子で・・・学校近くのクレープ屋にいると伝えると、すぐに来てくれた。
「お願い!!一緒に遊園地行って!!」
会ってすぐにこの一言。
三人揃って「????」状態だった。
詳しく話を聞くと・・・修了式後、颯人くんから「春休みに一緒に遊園地へ行かない?」と誘われた。
嬉しくてすぐにOKしたは良いが、改めて考えると二人きりは緊張してしまって無理。
友達を誘ってみんなで行きたいと言ってしまった・・・とのことだった。
私と愛実は話を聞いて快く誘いを了承。
ついでに、その場にいた遼くんも一緒に行くことになったのだった。
高校一年生を無事に終えた私は、のんびりとした春休みを過ごしていた。
春休みに入ってから、だいたい朝9時過ぎに起きて、朝ごはんを食べる。
その後は家でマッタリ趣味の時間。
読書・お菓子作りと共に、私の趣味の手芸。
その三つの趣味を繰り返していた。
家を出ない日もあったりする、インドアな趣味しかない私・・・
そんな私が、今日は6時半起床と早起き。
普段はしないメイクをほんのりとして、出掛けていた。
「結麻~!おはよう♪」
待ち合わせの駅前に着くと、愛実が元気よく手を振っているのが見えた。
「おはよう♪朝から元気だねぇ。」
「だって、遊園地とか久しぶりだもん!早く行こう♪」
ニコニコ満面の笑顔で改札を通っていく愛実。
私もその後に笑顔で続いた。
今日は遊園地に遊びに行く。
メンバーは私と愛実と千沙ちゃんと遼くん・・・さらに千沙ちゃんの想い人の加賀颯人(かがはやと)くん。
もう一人、男子が来るらしいんだけど、颯人くんが友達を誘っているから、会うまで誰なのかがわからない。
何でこのメンバーでお出掛けなのかと言うと・・・簡単に言えば千沙ちゃんからのお願い。
「せっかくのデートの誘いなのに…千沙ちゃんは本当に二人じゃなくて良かったのかなぁ?」
ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・
電車に揺られながら、隣に座る愛実がポツリと呟いた。
春休みの電車は少し混んでいるけど、運良く二人で座ることが出来ていた。
「う~ん…。あれだけお願いされたんだから、良かったんじゃない?」
少し考えて答えたけど・・・私の答えが正しいのかわからない。
──少し時間を遡って、高校一年の修了式の日。
午前で学校が終わったため、私は愛実と遼くんと三人でクレープを食べに行っていた。
会話を弾ませながら、クレープを頬張っていた私。
そこに突然の千沙ちゃんからの電話。
すごく慌てた様子で・・・学校近くのクレープ屋にいると伝えると、すぐに来てくれた。
「お願い!!一緒に遊園地行って!!」
会ってすぐにこの一言。
三人揃って「????」状態だった。
詳しく話を聞くと・・・修了式後、颯人くんから「春休みに一緒に遊園地へ行かない?」と誘われた。
嬉しくてすぐにOKしたは良いが、改めて考えると二人きりは緊張してしまって無理。
友達を誘ってみんなで行きたいと言ってしまった・・・とのことだった。
私と愛実は話を聞いて快く誘いを了承。
ついでに、その場にいた遼くんも一緒に行くことになったのだった。