ひまわり
「学校に行きたくない」って言った時、お母さんはすごくビックリしていた。
でも、汚れてボロボロになったポーチを持って帰ってきて、声をあげて泣いた私を見て、何があったのか理解してくれたようだった。
お母さんがお父さんに話したのか、二人で「無理しないでいい」と言ってくれた。
不登校になってすぐに夏休みになった。
私は毎日家にこもった。
外に出ると、クラスの子に会ってしまう気がして、怖くて出掛けられなかった。
たまに・・・彼から電話がきたけど、私は出なかった。
誰とも話したくなかった。
二学期になっても、私は学校に行かなかった。
さすがに夏休み前から登校しない私のもとへ担任の先生が訪ねてきた。
会いたくなかったけど、仕方なく会った。
「みんな心配しているから、学校においで」
そう言われた。
お母さんが事情を話してくれているようではあったけど、先生は【いじめ】については何も言われなかった。
お母さんと二人で話すって言われて、私は自分の部屋に戻った。
部屋に戻ってしばらくして、お母さんの怒鳴る声が聞こえた。
「いじめられる側にも問題があるってどういう意味ですか!!?」
その後すぐに先生は帰って行った。
その日以来、お母さんはもっともっと私に優しくしてくれた。
10月の土曜日。
家族で大型のショッピングモールに遊びに来ていた。
家から車で一時間くらいかかるところ。
クラスメイトに会ってしまうことを恐れる私に両親が気を使って、普段は行かない遠くのところに連れてきてくれたのだ。
大好きなアニメの劇場版。
それを「見たい」と言ったから、映画館もあるショッピングモールに出掛けることにしてくれた。
お父さんは私の好きなアニメを見たことがないけど、私のために一緒に観てくれる。
その気持ちが嬉しくて、私はすごく久しぶりに心から楽しんでいた。
でも、汚れてボロボロになったポーチを持って帰ってきて、声をあげて泣いた私を見て、何があったのか理解してくれたようだった。
お母さんがお父さんに話したのか、二人で「無理しないでいい」と言ってくれた。
不登校になってすぐに夏休みになった。
私は毎日家にこもった。
外に出ると、クラスの子に会ってしまう気がして、怖くて出掛けられなかった。
たまに・・・彼から電話がきたけど、私は出なかった。
誰とも話したくなかった。
二学期になっても、私は学校に行かなかった。
さすがに夏休み前から登校しない私のもとへ担任の先生が訪ねてきた。
会いたくなかったけど、仕方なく会った。
「みんな心配しているから、学校においで」
そう言われた。
お母さんが事情を話してくれているようではあったけど、先生は【いじめ】については何も言われなかった。
お母さんと二人で話すって言われて、私は自分の部屋に戻った。
部屋に戻ってしばらくして、お母さんの怒鳴る声が聞こえた。
「いじめられる側にも問題があるってどういう意味ですか!!?」
その後すぐに先生は帰って行った。
その日以来、お母さんはもっともっと私に優しくしてくれた。
10月の土曜日。
家族で大型のショッピングモールに遊びに来ていた。
家から車で一時間くらいかかるところ。
クラスメイトに会ってしまうことを恐れる私に両親が気を使って、普段は行かない遠くのところに連れてきてくれたのだ。
大好きなアニメの劇場版。
それを「見たい」と言ったから、映画館もあるショッピングモールに出掛けることにしてくれた。
お父さんは私の好きなアニメを見たことがないけど、私のために一緒に観てくれる。
その気持ちが嬉しくて、私はすごく久しぶりに心から楽しんでいた。