ひまわり
一時間後──
「お邪魔しまーす♪結麻の部屋来るの久しぶりー!!」
「私は初めて♪結麻ちゃんらしい、可愛いお部屋だね♪」
愛実と千沙ちゃんが部屋に来ていた。
お母さんに友達が来るかもと伝えると
「家で遊ぶなら良いわよ。」
・・・と、さらっとOKの返事が貰えた。
ピッタリ一時間後というわけじゃなかったが、11時10分を少し回ったころ玄関の呼び鈴が鳴り、愛実と千沙ちゃんがうちに来たのだった。
二人はお母さんに笑顔で挨拶。
「突然すみません。今日はお邪魔させていただきます。」
なんて言葉を添えて、お土産を渡していた。
───そして私の部屋に入ってくつろいでいるところです。
「なんで急にうちにくるの?」
折り畳み式のテーブルを出しながら、二人に軽く抗議。
身支度と部屋の片付けはギリギリ間に合ったから良かったけど、やっぱり突然すぎだ。
「だって結麻に会いたかったんだもん♪ねぇ千沙ちゃん。」
出したテーブルにお菓子を置きながら愛実が答える。
コンビニの袋から次々と出てくるお菓子。
「うん!結麻ちゃん抜きでカラオケ行っても楽しめないもん!」
と答える千沙ちゃんは500mlのペットボトルを三本、テーブルの上に置いた。
どう見てもテーブルの上は【お菓子パーティー】状態。
準備が良すぎる二人をころころと笑う。
文句を言ってみたものの、二人が会いに来てくれたことが、本当はとても嬉しかった。
「来てくれてありがとう。」
にっこりと笑いお礼を言うと、二人も笑顔を返してくれた。
「元気そうで良かった♪外出禁止って聞いてたから、心配だったんだよ。」
ホッとしたような顔で千沙ちゃんが言った。
その横でカサカサとお菓子の袋を開け出す愛実。
「お母さんが過保護なだけで元気なんだよ。心配かけてごめんねぇ。あと…せっかくの颯人くんとのお出掛けを台無しにしちゃって…本当にごめん!」
顔の前で手を合わせて謝った。
すると千沙ちゃんは驚いた表情をして、慌てて話し出した。
「そんな謝んないで!!台無しなんかになってないよ!!あの日は楽しかったんだから!!」
「でも…雰囲気悪くしちゃったでしょ?」
「そんなことないってば~!!閉園時間まで楽しんだから気にしないで!」
なんて二人でやり取りをしていると、一人でクッキーを食べていた愛実が急にニヤニヤと口を出した。
「お邪魔しまーす♪結麻の部屋来るの久しぶりー!!」
「私は初めて♪結麻ちゃんらしい、可愛いお部屋だね♪」
愛実と千沙ちゃんが部屋に来ていた。
お母さんに友達が来るかもと伝えると
「家で遊ぶなら良いわよ。」
・・・と、さらっとOKの返事が貰えた。
ピッタリ一時間後というわけじゃなかったが、11時10分を少し回ったころ玄関の呼び鈴が鳴り、愛実と千沙ちゃんがうちに来たのだった。
二人はお母さんに笑顔で挨拶。
「突然すみません。今日はお邪魔させていただきます。」
なんて言葉を添えて、お土産を渡していた。
───そして私の部屋に入ってくつろいでいるところです。
「なんで急にうちにくるの?」
折り畳み式のテーブルを出しながら、二人に軽く抗議。
身支度と部屋の片付けはギリギリ間に合ったから良かったけど、やっぱり突然すぎだ。
「だって結麻に会いたかったんだもん♪ねぇ千沙ちゃん。」
出したテーブルにお菓子を置きながら愛実が答える。
コンビニの袋から次々と出てくるお菓子。
「うん!結麻ちゃん抜きでカラオケ行っても楽しめないもん!」
と答える千沙ちゃんは500mlのペットボトルを三本、テーブルの上に置いた。
どう見てもテーブルの上は【お菓子パーティー】状態。
準備が良すぎる二人をころころと笑う。
文句を言ってみたものの、二人が会いに来てくれたことが、本当はとても嬉しかった。
「来てくれてありがとう。」
にっこりと笑いお礼を言うと、二人も笑顔を返してくれた。
「元気そうで良かった♪外出禁止って聞いてたから、心配だったんだよ。」
ホッとしたような顔で千沙ちゃんが言った。
その横でカサカサとお菓子の袋を開け出す愛実。
「お母さんが過保護なだけで元気なんだよ。心配かけてごめんねぇ。あと…せっかくの颯人くんとのお出掛けを台無しにしちゃって…本当にごめん!」
顔の前で手を合わせて謝った。
すると千沙ちゃんは驚いた表情をして、慌てて話し出した。
「そんな謝んないで!!台無しなんかになってないよ!!あの日は楽しかったんだから!!」
「でも…雰囲気悪くしちゃったでしょ?」
「そんなことないってば~!!閉園時間まで楽しんだから気にしないで!」
なんて二人でやり取りをしていると、一人でクッキーを食べていた愛実が急にニヤニヤと口を出した。