ひまわり
千沙ちゃんが愛実からスマホを奪い、例の盗撮写真を消去したところで、やっとお菓子を落ち着いて食べられた。
緑茶を飲みながら、コーンスナックに手を伸ばす。
「あれから森くんと連絡取った?」
愛実からの質問。
首を横に振って返事をする。
「取ってない。毎日来てた連絡もパッタリ来なくなったよ。」
正直、連絡がなくてホッとしている。
また過去の話をされて思い出そうとすれば、私の頭がそれを拒否する。
無理矢理思い出そうとして、苦しい思いをするのはもうしたくない。
だから昔の私を知っている森くんとは関わりたくないって思ってしまっていた。
「もう近づいて来ないんじゃない?ちゃんと話しておいたから!」
大丈夫だよって言った愛実に「ありがとう」ってお礼を言う。
自分じゃ森くんに上手く話せなかったと思うから・・・助かった
「愛実から話聞いてびっくりしたでしょ?」
紅茶を飲んでいた千沙ちゃんに聞く。
ミルクティーがぴったり似合う。
「びっくりはしたけど、結麻ちゃんは結麻ちゃんだもんね♪」
にっこりと笑って答えてくれた。
記憶喪失っていうことを好奇の目で見られなくて安心した。
千沙ちゃんがそういう子じゃないってわかってはいたけど・・・やっぱり少しくらいは不安があったんだなって、疑ったことに胸がチクリと痛んだ。
「ただね…一つだけ気になったことがあったんだけど…聞いても良い?」
控えめに、少し聞きづらそうに言う。
変なことを聞かれる・・・なんてことはないと思うから「良いよ」と頷いた。
緑茶を飲みながら、コーンスナックに手を伸ばす。
「あれから森くんと連絡取った?」
愛実からの質問。
首を横に振って返事をする。
「取ってない。毎日来てた連絡もパッタリ来なくなったよ。」
正直、連絡がなくてホッとしている。
また過去の話をされて思い出そうとすれば、私の頭がそれを拒否する。
無理矢理思い出そうとして、苦しい思いをするのはもうしたくない。
だから昔の私を知っている森くんとは関わりたくないって思ってしまっていた。
「もう近づいて来ないんじゃない?ちゃんと話しておいたから!」
大丈夫だよって言った愛実に「ありがとう」ってお礼を言う。
自分じゃ森くんに上手く話せなかったと思うから・・・助かった
「愛実から話聞いてびっくりしたでしょ?」
紅茶を飲んでいた千沙ちゃんに聞く。
ミルクティーがぴったり似合う。
「びっくりはしたけど、結麻ちゃんは結麻ちゃんだもんね♪」
にっこりと笑って答えてくれた。
記憶喪失っていうことを好奇の目で見られなくて安心した。
千沙ちゃんがそういう子じゃないってわかってはいたけど・・・やっぱり少しくらいは不安があったんだなって、疑ったことに胸がチクリと痛んだ。
「ただね…一つだけ気になったことがあったんだけど…聞いても良い?」
控えめに、少し聞きづらそうに言う。
変なことを聞かれる・・・なんてことはないと思うから「良いよ」と頷いた。