ひまわり
朝───
いつもより少し早起きをした私。
なんだかソワソワして、目覚ましが鳴る前に起きてしまった。
春休み中、クリーニングに出しておいた制服に袖を通す。
ピシッとしたブレザーが新しい物のようで嬉しくなった。
普段は下ろしている髪。
今日は気分で耳の下の辺りで二つ結わきにしてみた。
マスカラも少しだけつけてみる。
新学期ってだけで、いつもと違う感じにしたくなるのは・・・私だけ?
「いってきまーす♪」
筆箱とポーチと小説だけ入った軽い鞄を持って家を出た。
早起きしたおかげで、いつも乗っているバスに余裕を持って乗れました♪
学校について向かうのは、一年間勉強をした教室。
一度、一年の時のクラスに集合して、そこで新しい二年生のクラスを知ることが出来るのである。
ちなみに入学式は明日だから一年生のクラスにいても、新一年生と被ってしまう心配はない♪
──ガラッ
久しぶりに誰もいない教室へ一番乗り。
・・・だと思ったけど一人先客がいた。
教室のドアが開いたことで、先に登校していた人物が振り向く。
「おはよう、永峰。やっぱり早いね♪」
笑顔で挨拶してきたのは・・・遼くんだった。
「おはよう…あれ?遼くんが私より早いって初めてじゃない?」
挨拶を返しつつ、自分より早く登校していた彼に疑問を抱いた。
部活の朝練がある時は、遼くんも朝早く登校する。
でも部室に真っ直ぐ行って、練習が終わると部室に寄ってから教室に来る。
だから私より早く教室にいるってことが、一年の間なかった。
いつもより少し早起きをした私。
なんだかソワソワして、目覚ましが鳴る前に起きてしまった。
春休み中、クリーニングに出しておいた制服に袖を通す。
ピシッとしたブレザーが新しい物のようで嬉しくなった。
普段は下ろしている髪。
今日は気分で耳の下の辺りで二つ結わきにしてみた。
マスカラも少しだけつけてみる。
新学期ってだけで、いつもと違う感じにしたくなるのは・・・私だけ?
「いってきまーす♪」
筆箱とポーチと小説だけ入った軽い鞄を持って家を出た。
早起きしたおかげで、いつも乗っているバスに余裕を持って乗れました♪
学校について向かうのは、一年間勉強をした教室。
一度、一年の時のクラスに集合して、そこで新しい二年生のクラスを知ることが出来るのである。
ちなみに入学式は明日だから一年生のクラスにいても、新一年生と被ってしまう心配はない♪
──ガラッ
久しぶりに誰もいない教室へ一番乗り。
・・・だと思ったけど一人先客がいた。
教室のドアが開いたことで、先に登校していた人物が振り向く。
「おはよう、永峰。やっぱり早いね♪」
笑顔で挨拶してきたのは・・・遼くんだった。
「おはよう…あれ?遼くんが私より早いって初めてじゃない?」
挨拶を返しつつ、自分より早く登校していた彼に疑問を抱いた。
部活の朝練がある時は、遼くんも朝早く登校する。
でも部室に真っ直ぐ行って、練習が終わると部室に寄ってから教室に来る。
だから私より早く教室にいるってことが、一年の間なかった。