狐石の唄
昼休みになった。太陽は高い位置に昇り、学校の中にいるすべての人間の心をも照らす明るさであった。
秋晴れである。
七海は夕真のことが気になっていた。
「七海、どうした?」
隣の席の真宙が聞いた。心配そうにこちらを見つめる。
「なんでも…ないよ。」
真宙は学校1のモテ男であり、クラスのムードメーカーだ。部活はサッカー部である。
「なんでもなくないだろ、言ってみろよ。」
「ごめん、話す気になれない。」
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