風
再会。
少し急いだけど遅れないで奈々の約束の時間に駅についた。
まだ奈々は来てないみたいだから私は携帯を開いて時間を潰した。
まだあの海岸での出来事が頭からはならない。
何だったんだろうあの人…。
色々考えていると…
「ひーじーりー!」
遠くから奈々の声が聞こえた。
ロタリーから車に乗った奈々が手を振りながら叫んでる。
私も手を振りながら奈々の方へかけて行った。
運転席には少し怖そうなお兄さんが笑いながら奈々のと話してる。
「おねがいします」
私はそう言いながら車の後部席の奈々の隣に座った。