その言葉にきっと何か良からぬことされるんだと思いながらもついて行った。

冷たい壁の前に立たされると、

「お前なんで一人でこんな所にいる?」



予想外な質問に驚きに何も答えられずにいるとさっきよりも少しイライラしながら

「お前なんで一人でこんな所にいる?」

とまた聞かれ

「一人じゃない」

それだけ言い立ち去ろうとすると

「待てよ。わかんねぇの?」



と言われ、なにか言いたいのかわからず彼の顔を見た。

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