奈々には言ってなかったけど多分奈々は私が時都の事を気になっていたのは知っていたと思う。

私は奈々にすべてを話した。

今まで奈々には話せなかった過去からこないだの時都都の出来事まで……。

奈々は目に涙をためながら黙って聞いていた。

ひと通り話し終わると

「ねぇ。聖」

奈々は私の手を握りながら話し始めた。

< 46 / 53 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop