「ねぇー。聖っ!」

奈々がクリクリのお目目を輝かせながらこっちを見てる。

「なーに?」

「今日さ。遊ばない?」

突然の誘いだったけど私はOKした。

だって家にいたくない。

それを奈々も知ってるからよく連れだしてくれる。

「どこ行くの?」

奈々は少し話しづらそうに

「あのさ…。今日、隆二くんがお兄ちゃんたちがよく行くクラブ内緒で連れてってくれるんだけど…やっぱダメかな?」

奈々は困りがらこっちを見た。

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